チンニワ街トップ１０に登場した
　　東西（モノ）解説コーナー　

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日射し対策グッズ
　パラソル、サングラスはもはや街を歩く人達の必須アイテムとなっている。パラソルに関していえば、今年は一部の店で出した「四角い傘」が若者の間で流行しているもよう。「折りたたみ式」を使っている年齢層は高め。というかその傘を差すのではなく畳んだのを手に持って顔を覆って前進するのが通（？）。サングラスは「ファッション重視型都市」大連らしく実に様々なモノが出回っている。しかも日本の１０００円均一モノよりはるかに質が良いと思うのだが気のせいだろうか。

水飲み場
　日本の公園じゃどこでも見られる水飲み場がついに大連に登場、人々の評判もなかなかだ。チンニワ付近では大連商城北側の路上に３つ設置されている。ここの水は水道管から引っ張ってきたのではなく、飲用水専用タンクによって供給されているらしい。そのためここで手を洗ってはいけないのだ。また、高さが子供の背ほどしかないため、大人は腰を屈めて飲むことになる。日本のみたいに段差を付けて少し高めに作ったほうが良かったと思うのだが。わたしはこれを見つけたとき、サザエさんの１コマを思い出した。ノリスケさんがカツオとワカメを連れて遊びに出かけ、アイス、ジュース、水飲み場と変わるアレ。

ジョッキビール
　夕暮れ時、おじちゃんたちがジョッキ片手にあれこれ楽しそうに話している光景をよく見かける。この季節どこの路上でも店先にテーブルを出してちょっとしたビアガーデンをつくる。１杯２元のお店が多いけど冷えていない場合が多い。なにしろ昼間にプラスチック性の樽型タンクに詰められて自転車の牽くリアカーでやってくるのだから。もともと体温も上がっているので最初の一杯はそこそこ喉を通るが。実際のところ冷たいビールにありつくのも大連なら何ら難しいことではない。チェーン店とかレストランに行けば値段は５元ぐらいからあり、種類も豊富だ。ホテルでもビアガーデンをつくっているところもあるが人はまばら。

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電脳福利彩票
　これまでのスピードくじとは方式も賞金額もまるで異なる宝くじ。ナンバーズに似ているかもしれない（というかナンバーズかもしれない。）くじ購入者は２桁の番号の中から自分の好きな数を５つ選択する。その全てが一致すれば大当たり！というわけだ。しかも毎回賞金の額は計算され、全てのくじ売上額の半分が賞金として割り当てられている。そのうち７５％が１等に振り分けられ、今のところ最高額が７００万元にのぼったと聞く。逆に言えば単純計算して１０００万元が賞金として割り当てられているなら、売上額が２０００万元、くじが１枚２元だから、のべ１０００万人がこのくじを買っていることになる。もしこのくじのシステムで全国版をやったとしたら？！

肯徳基の１元ミニソフト
　この夏いち早くケンタッキーがキャンペーンを行ったのがこの企画。追随する形でマックも１元ソフトを販売しお客確保に動いた。がマックの場合、同時期に行ったブラックペッパーバーガーのほうがいまひとつで、本当にお客がアイスしか買いに来なくなったため値段を従来の２元に戻した模様。ところが間もなくケンタッキーも２元にもどし、２店舗間のアイス競争も終結、主導権は再び食雑店へ移るのだった。

大連商城の西餅店
　７月にオープンして一時期はテレビ局も取材に来るほどだったベーカリーも２，３週間経ったあたりから経費削減のためか店員の数が減り、愛想も悪くなり、すっかり周囲の環境に溶け込んでしまった。それでもオープン当初は見事なもので、冷たいデザート類やデコレーションケーキの実演販売などアイデアはあの売場では群を抜いていた。売れるようになって、「そこまでやらなくても売れる」と判断しての変貌ぶりであろうか。残念である、、

水枕
　寝苦しい夜を迎え水枕の売り上げが好調だ。ただ中身の入れ替えができないなど十分に機能的であるとは言えないため一過性のブームで終わる可能性も。

林志RのＶＣＤ
　台湾の男性人気歌手。この春から夏にかけて「単身情歌」で大ブレイク。彼はアイドルというより「歌手」だ、とは大連で行われた演唱会で間近に見ての感想。抜群の歌唱力。そんなわけで彼の曲がかかると通りすがりの人は画面を眺めるか、一緒に口ずさむのだ。「最愛的深愛的相愛的親愛的人告別単身、、、」

サンダル
　今年は特に底が厚いものが流行るでもなく、みんな履きやすいものを選んでいるようだ。しっかりペディキュア塗って。ただ一番のネックは足から日焼けしてしまうことで、くっきり白黒分かれてる人を見かけて苦笑してしまう。かくいうわたしもその一人。

孫楠熱
　「不見不散」に続き、「Ni快回来」がドラマとのタイアップで大ヒット。友人の話だと彼は大連出身らしいということで、ここ大連での知名度が高いのかもしれない。

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透明ビニールバッグ
　若い女の子達の間で中身が見えるタイプのバッグが人気だ。お気に入りのキャラクターが描いてあったり、何だかキティラーが最近増えているような気がする。

冷麺
　今ほとんどのお店で冷麺を出している。がやっぱり朝鮮族経営の食堂の冷麺はひと味違う。勝利広場には韓国製品を扱っている区画が有るのだが、その入口（チンニワ橋側から広場に向かって階段を上る途中）にある食堂の冷麺は本物で、噛みきれず喉に詰まりかけたほど弾力がある。

ミニスイカ
　普通のものより２まわりくらい小さいスイカが店頭に並ぶようになった。こちらのスイカは甘くて美味しいけれど大きすぎるのが難点で、現代の家庭では１個まるまる買っても食べきれないし、「お裾分け」のつきあいが減りつつある大連ではなおさらこのようなスイカの需要が高まったのではないかと思っている。なんだか寂しい気が。

張芸謀と幸福時光
　「我的父親母親」でまた国際的な賞を受賞した張芸謀の次回作がクランクイン前からかなりの波紋をよんでいる。まず、前作で俳優を使わず全くの素人で自然の演技を引き出したのに引き続き、今回は主役級の女の子役を中国全土から公募し、オーディション当日監督は姿を見せずパソコン画面で選抜したのが話題に上った。同時に「なんで大学受験を控えた時期にオーディションを行うのか、大学受験を棒に振ってまで参加したのに選ばれなかった、」といった非難も。また、撮影地についても監督自ら選定に飛び回っているようで、大連にも２度ほどお見えになったようだ。その時は地元紙も「大連で決まりか？」みたいな見出しを掲げたりしていたが今のところ何処になったのか定か� �ない。

ハエ、蚊対策
　夏場の大敵はこちらでも変わらず。で日本製品が活躍していたりする。例えば「ノーマットリキッド」。日本では気付かなかったが効き目は凄く、一日前までは耳元で羽音がするなり跳び起きて明かりを付け、新聞片手に探し回り眠れたものではなかったのに、一度これを付けると翌日からは窓を開けて寝ていても蚊に奇襲されなくなった。これはわたし自身の感覚でしかないのだけど、こちらの蚊は日本のより頭が良く、ハエは逆に賢くないと思う。これは「人とモノ」と何か関係があるのだろうか。

勝利広場電脳コーナー
　７月下旬に勝利広場の２階と３階にOPENした大規模デジタル製品市場が人気だ。これまであった物を一新、个体のお店がいくつかのブースに分けられ、インターネットカフェがつくられ、１００台のパソコンが並ぶ無料ネット体験コーナーは毎日行列ができるほどの賑わいようである。その中でも最も人気なのが無料でＤＶＤが見られる広場で、三台の大画面テレビで一日中何らかのソフトを放映している。ハリウッドの超人気作品なんか流した日には立ち見だけでなく、テレビの前に座って見る（椅子がない）人も出るほど。最近はニコラス・ケイジの作品が多い。

氷砂糖の作り方

跳舞毯ＶＣＤ
　以前紹介した跳舞毯のパソコン版が今度はＶＣＤとくっつき、じわじわ普及している模様。それにしてもコナミはすごいシステムを生み出したものだとつくづく感心してしまう。日本のＰＳ版ＧＢ版に続きこっちではＤＤＲのファミコン版（！）が登場し、シンプルなピコピコ音にあわせ専用コントローラを踏む小さい子供の姿を見かけるようになった。

飲用水競争激化
　こちらでも「鉱泉水」（ミネラルウォーター）の定義がはっきりしてきたらしく、大きな商店では「飲用水」とはっきり分けて売られるようになった。というのもあるメーカーがテレビのＣＭで「飲用水」であるにもかかわらず誇大広告を行ったのがきっかけで、消費者協会などが自分達の飲んでいる水について成分表示の他、名称もはっきり区分するように要求したらしい。なんだかこの一件、日本の牛乳騒動と似ていると思ったのはわたしだけではあるまい。　

五・一販促活動
　五月一日のメーデーから長期の休みになるため、各商店とも様々な催し物を開いて買い物客をひきつけようと必死だ。大連商城では北楼で海産物フェア、南楼で化粧品フェスタを開催、女性客をターゲットに販促を行っている。マイカルではこの期間毎日ミニコンサートなどのイベントを開催する。その他の店でもビラを配ったり、割引などを行う予定だ。今年は強力なライバルが現れたため、そちらにお客をとられないように、と特にサービス方面を修正し、販促活動に入ったもよう。

勝利広場の彩票
　四月二九日に勝利広場で開催された中山区の福利くじ。今回は最高賞金が１００万元ということもあって、またまた黒山の人集りが出来た。やっぱり一枚２元。

エスカレータ＆地下通路
　昨年１２月からの商業区計画の第一段階がこの地下通路。４月１日に開通した。地下には何があるというわけではないけど、とても清潔感がある仕上がりになっており、歩道橋を上り下りしたり、車間を縫って道路を渡る必要が無くなった。けど使ってる人が少ないような、、、

低価格電子レンジ
　この春、国内メーカーの低価格微波炉が人気だ。価格は４００〜５００元で、今後各家庭に普及していくものと思われる。個人的には普及の結果、北京みたいに「作り置きをあたためて出す」快餐店が増えそうでちょっと怖い。しかし同時にオーブン機能などにより、これまでの中華鍋中心の家庭料理からもっと幅広い料理が作れるようになるため、「レンジ料理教室」が一大ブームになる可能性も秘めている。

中山千脳匯電子城
　大連商城向かいにオープンしたパソコン関連のデパート。ここに来ればハード、ソフトと一通り揃えることが出来る。ただ、空調が効いているためかどこか冷めた空気が漂っているのが気になった。アキバのようなムッとした空気感が無いのが珍しいだけなのかもしれないが。

跳舞毯
　おなじみＤＤＲコントローラ、と書きたいところだが、ここに来て流れが変わってきた。まず、コントローラがコナミのＤＤＲからジャレコのステッピングステージのそれに変わるとともに、ソフトも中国最新ヒット曲のアレンジ版に変わり、「国産化」された感じがする。おそらくｐｓ２版の専用コントローラが香港あたりに渡り、そこから再生産されてきたのだろう。ちなみにこれはパソコン版。

２００カード
　中国電信が発行している電話カードの一種。テレホンカードのように差し込んで使うのではなく、それぞれのカードの裏に記載されている番号とパスワードを入力して度数を消費していく。中国電信は色々な手を使ってこのカードを普及させようとしているが、番号が１２桁もあり、毎回入力するのを面倒だと感じている人も少なくなく、もっと便利なシステムの導入が望まれるところだ。

珍奥核酸
　「核酸を摂ると遺伝子の老化が遅くなり、細胞が活性化され、健康になる」という広告がバスの車内に貼られていたが、この薬とも食品ともいえない物質は「飲むもの」らしい。それに何からこの核酸を抽出しているのかも不明。脳軽松に続き今度自分で試してレポートしてみたい。

パステルピンク系
　冬場は黒一色だった流行色だが、ここに来て若い女の子の間でパステルピンクが増加中。

大型ショッピングカート
　ライバルである大型ショッピングセンターが導入したを皮切りにチンニワ街でも大型のカートが現れるようになった。これによって「かご買い」から「カート買い」へと人々の消費量が変わっていくような気がする。一部で子供の乗り物と化していたり、詰め込むだけ詰め込んで買いきれず、そのまま店の中に放置されているカートが有るのは問題。これからは買う側がマナーを覚えていく必要がある、と感じた。

栄養強化牛乳
　大連で売られている牛乳のうち、日本のようなパックものはほとんど高温殺菌されて半年とか一年とか保つようになっている。これらは当然のごとく日付が古く、店によってはほこりをかぶっていたりする。しかし一般の人はそちらには手を出さず、「袋もの」を２，３袋まとめて買っている。これらは製造日から３日ほどしかもたないが、その分新鮮で、ちゃんと冷蔵コーナーで売られている。その中で人気なのが、強化乳と呼ばれるもので、カルシウム以外にビタミンA,D,亜鉛が加えられている。子供の栄養を考えてなのだろうが、わたしも結構助けられていたりする。

ウェディング記念撮影
　この季節、結婚式も多いらしいが、それにも増して多いのが各デパートの一角で開かれている撮影イベントだ。各コーナーにはヨーロピアンな丸いテーブルと椅子がいくつも置かれており、そのテーブルに腰掛けながら担当のスタッフと撮影の日取りやら衣装やら写真のサイズやそれを飾る額縁やらを相談するのだ。まるで本当の結婚式の日取りを決めているかのよう。なかにはカップルで来ていて、撮影をきっかけに進展するケースもあるとかないとか。